目次
食べたいもの
食べたくなるものは、その人の体が必要としている
という考えを持っている”きりぎりす”です。
今回は、漬物
漬物の効能
漬物のイメージ
このカテゴリーでは、こんな食べ物にそんな効能が?
というような意外なものを取り上げているのですが、漬物についてはちょっと驚きました。
- 食卓での脇役
- 塩分が多いので、あまり食べない方がいい
一般的には、こういうイメージです。
漬物のカルシウム
あるとき、伊勢佐木町にある横浜松坂屋(2008年、残念ながら閉店)の地下を歩いていると、
漬物を食べてイライラを解消しましょう
というような意味のポップが貼ってあるのを見つけました。
漬物でイライラが解消できる?と思って読んでみると
漬物にはカルシウムが含まれているので、漬物を食べることによって体内に吸収されたカルシウムがイライラを解消する、ということなのです。
日本人のカルシウム不足
よく、イライラした人に
「牛乳飲めば?」なんて言う人がいますが、それはちょっと的外れのようです。
カルシウムには、心拍を規則正しく保ったり、筋肉の収縮に必要な役割があるということが知られています。それが不足すると神経の興奮性を高めるということからイライラと結びつけた説なのかもしれません。
外国人に比べると、日本人はカルシウムが不足していると言われています。
そして、そのカルシウムのほとんどは野菜から取っているのです。
野菜からカルシウムを摂取する場合、熱を加えることによってカルシウムの30−40%が失われてしまうのですが、漬物なら漬けても損失しませんし、発酵によって生じた乳酸と結合して乳酸カルシウムとなって体内の消化吸収率を高めます。
その他の栄養素
漬物に含まれる栄養素は、カルシウムの他にビタミンA・B1・B2・C、ミネラル、食物繊維です。糖尿や腸の病気の予防、現代の成人病対策にも欠かせない食物繊維を摂取できます。
漬物の塩分
漬物に対して、塩分、塩分と目くじらを立てている人がいますが、そういう人って本当に塩分を控えることができているでしょうか。
例えば、漬物ではなく野菜サラダにしてると言いつつ、市販のドレッシングなどを使っているようでは塩分をごっそり摂取していますよ。
味噌汁や煮物で塩分を過剰に摂取しているかもしれません。
塩分を控えようとしても、結局は他のもので食べてしまっている人が多いと”きりぎりす”は、考えています。
また、体が塩分を必要としている場合もあるでしょう。
そんなときは、塩分を排出するような食物を食べることにすればいいのです。先日の記事のじゃがいもに含まれるカリウムなどですね。
塩分調整さえうまくやれば、漬物は優秀な食品なのです。
漬物作りのおすすめ
”きりぎりす”の母は、『漬物かめ』を使用して漬物を漬けていました。これは横幅を取らないのが長所です。しかし夏になって冷蔵庫に入れるとき、高さが問題ということにもなります。最近は(昔からか?)横長型の容器が販売されています。これは、ビッタリと蓋を閉めることができるので、匂いもほぼありません。
”きりぎりす”は、横長型を買ったものの、ちょっと場所をとり過ぎかなあと後悔したりしてます。冷蔵庫に入れる季節、常温で保管する季節、それぞれに合わせて選ぶのもいいかもしれません。
自宅で付けると食べたいものを食べたいときに食べられますし、何と言っても経済的です。おいしいお漬物でカルシウムを補充しましょう。