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ヨツユビハリネズミの適温
日本で飼われているのは、ほとんどがヨツユビハリネズミです。
最近ペットショップで、もっと小さいタイプの種類を見かけますが、ハリネズミという名前ではなかったと思います。
次にお店に行った時に確認しておきますね。
このヨツユビハリネズミの適温は、22度から28度です。細かいところに差はあるかもしれませんが、20度や30度になると冬眠とか夏眠の状態になって、そのまま永遠に目覚めないということなのです。
日本の四季は、当然ながらこの下限・上限を超えてしまうので、温度の調節が必要になります。
夏はクーラー
この温度調節、夏は当然のことながらクーラーです。
”きりぎりす”は一人暮らしなので、出かけているとき、仕事に行っているときは、家には誰もいません。
アニスがひと月のうちの2週間はいますが、残り2週間はしぇりだけです。
こんなちびっこのくせに、クーラーは昼間稼働しています。帰ってからも人間なら少々我慢できる30度ぐらいまでの暑さ、これをケチるわけにはいかないのです。
アンダルシアの夏
”ぎりぎりす”は、スペインの夏をアンダルシアのグラナダというところで過ごしたことがあります。そこは”フライパン”と称されるほどの激しく暑いところです。
もちろん40度を超えますが、ホームスティ先や安ホテルには、クーラーや扇風機もありません。
どんなに暑くて、背中がぐちゃぐちゃになっても人間は眠かったら寝るんだということが実証された夏でした。
そんなところで過ごしているので、結構我慢できるのですが、これをやっているとしぇりが永遠の眠りに入ってしまうかもしれません。
24時間稼働のクーラー
なので24時間クーラーは稼働しています。
意外に電気代は安めで、6,000円に達することがなく、それでアニスも涼しいし、外から帰るとヒンヤリと迎えてもらえます。
食べ物・植木も具合は良さそうです。
冬は、床暖と保温電球
まあ、クーラー代がそのぐらいになるのは他の家でも変わりないかなと思うのですが、ちょっとびっくりは冬の暖房代です。
床暖房は、うさ暖
秋になって20度に近くなると、”うさ暖”というゲージの中の寝床用にする、いわゆる床暖房のようなものを入れます。これは比較的電気代が安いです。
家が暖かいところは、これだけで冬を過ごせるという場合もあるようです。だけど、これは部分的なものだし温度計でその効果が読めないので、どれだけ暖かいかがサッパリわかりません。
第一、寝床から出てくると寒いという状況なら、まとまに餌を食べないかもしれないし、車を回して遊ばないかもしれないと考えました。
天井に保温電球
ペットヒーターとして売っているもので、ゲージの中にぶら下げたり、置いたりします。初めての冬は40Wを使用しました。ペットショップでは寒くなると60Wにしてくださいねってことでしたが、うさ暖があるのだから40Wで十分かと思ったのです。
この保温電球、ブログを読んでみると、電気代がかなりかかるという嘆きが多くて心配になりました。
電気代は、クーラー使用の期間とほぼ横ばい!
なんと!!
しかも夏のクーラーより使用期間が長くなるため、家計への影響は大きいです。
クーラーはこちらも、その恩恵にあやかることができますが、この暖房に限ってはちびっこだけのものですからね。
ハリネズミには、お金がかかる
そんなわけで、ちびっこハリネズミには大してお金がかからないと想像していたなら、考えを変える必要があります。
完全に状況が違っていて、夏はガンガン冷やしているし、冬は暖房でホッカホカという家の場合、こんな心配は全くの無用。
ふつうにハリちゃんたちは、生きていけると思います。
日本でも北と南では大差がありますから、どちらかは不要になるでしょうし、一概には言えないのですが、温度の調節をしてあげなければならない動物だということだけは確かです。