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火事が怖い高齢者の一人暮らし
火の始末
家族、高齢者が一人暮らしをしている場合は、火の始末が気になりますよね。
”きりぎりす”の父の家では、ガスコンロを撤去して、IHクッキングヒーターに替えました。

浴室はガスを使用しているものの、火が燃え広がるというようなものではありません。
そして、今は入浴もデイサービスを利用しているので、家での入浴はなく、使用するとすれば炊事の給湯ぐらいなものです。
しかし、炊事についてはガス湯沸かしを使う習慣がないような気もしています。
こんなわけで、タバコ以外の火の始末については安心だと考えていたのに、
見逃していたものがあったのです・・・
仏壇の火
父の家には仏壇がありません。
仏壇は、”きりぎりす”が管理しています。
ところが、やはり日本人なのでしょうか、仏壇に手を合わせたいという気持ちがあるらしく、仮の仏壇を作っています。
写真を置いて、そこにロウソクや線香を上げていたのです。
広くて安全な場所ならいいのですが、壁際の隅っこで写真を立てたところの前に
ロウソクと線香
これは危険です。
写真が倒れてきたら、それで終わり
冗談じゃありません💢
黙って、ロウソクを撤去しました。
それでも、どこからか持ち出してくるので、ケアマネージャーに撤去してもらったこともあります。
しかし
敵もさるもの引っ掻くもの
イタチごっこは繰り返されます
これではいけない!
とは言っても、どうしたらよいものか
父だって、線香は上げたいだろうし
「すぐに消すから大丈夫」
などと言って、止める様子はありません。
もちろん、認知がない状況では、ちゃんと火器の管理もできるので問題はないのですが、5分前のことを繰り返すような今の状況では、
危険に決まっています!
火を使用しないロウソクと線香
そんなとき、親戚と Line で話していたら、
「ロウソクも線香も火を使わないものがあるよ」
なるほど、その存在を知らないわけではありませんでしたが、思いつきませんでした。
早速購入しました。
値段は両方で、3,800円ほど
正式に仏壇の中に置くわけではないので、できるだけ小さいサイズかつ、本物に似ているもの
ロウソクと線香のバランスも考えて選びました。
このロウソクは時間がたてば、自然に消えます。
線香は手動で消さなくてはなりません。
届いてみたら、驚くという人も多いようです。
両方とも自然に消えるものがほしかったのですが、希望通りの適当なものはありませんでした。
まだ、この分野の商品は種類が少ないのが現状のようです。
電気式ロウソク、線香の購入
商品選択のポイント
さきほどバランスとあげましたが、他にも商品選びにはポイントがあります。
- 大きさ
仏壇に入れたい場合は、ロウソクと線香のバランスだけではなく、仏壇に合う大きさのものを選ばなくてはなりません。
- 電源(電池あるいはコード式)
電源は、できればコードレスの電池式となりますが、電池交換が面倒でもあります。
ここで、電池式を選ぶ場合の注意点があります。
どこでも買えるような乾電池ではなく、ボタン電池式。しかも、簡単に手に入らないタイプというのがあります。
これは、大変です。
電池が切れた、通販で買うには少々日にちがかかる
こうなると困りますよね
交換する電池がどんなものかをチェックしておきましょう。
- 自動消灯
スイッチオフは、自然消灯がうれしいです。でも、ロウソクと線香の選択の関係上、”きりぎりす”のようにどちらかは手動式ということにもなります。
手動式の場合、消し忘れから、あっという間に電池切れするのではないかと思いましたが、結構持続しています。父は、想像していたよりこまめに消していることがわかりました。
- 線香の本数
線香の本数って何?
と思いますよね。電気式線香は、2本と3本があります。
普通は仏壇に1本しか立てていないのに、2本
それならまだいいけど、3本って多いです。
ということで、本数にもこだわりました。
- デザイン性
好みの問題ですが、ロウソクの形、燭台、香炉、形や色も選択のポイントになります。
電気式のロウソクと線香
これは、店舗での購入が難しいです。
百貨店の仏具売り場などにも行ってみましたが、ほとんど置いてないのが現状
通販でしか買えないものというのは、通販のありがたみを感じます。
昔なら、買えなかったということですからね。
こうして、電気式に買えた父の家
「こんなのはイヤだ」
などと言うこともなく、使用してくれています。
ホッとしました。