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オーストリア航空
オーストリア航空といえば、関西からの発着は、ごくわずかの期間のみ就航。
そして2016年に日本から撤退した航空会社なので、ピンと来ない方が多いかもしれません。
しかし、ANAやルフトハンザと同じくスターアライアンスに加盟しているわけで、ヨーロッパへ行くには便利、かつ意外と安かったように覚えています。
スペインから日本への帰国
プロフィールにあるように、”きりぎりす”は半年間スペインに滞在しています。(1992年)
参考 プロフィールきりぎりすの生きる道スペインへ向かうとき、日本からのチケットは片道切符でした。というか往復だったけど帰りはパーにしました。
当時は往復のチケットしか買えなかったので?長期留学するような人は、
安い往復券を購入して帰り分は捨てる
こういう方法で、日本を出発していました。
”きりぎりす”も帰りのチケットは期限切れ、帰国することになったときにスペインの旅行会社へ行きました。
現地の日本人情報で、安い航空券を手配してくれる旅行会社のことは知っているのです。そして、そこには日本人が働いているので、チケットを買うときに言葉がわからなかったという訳ではなかったことを頭に入れておいてくださいね。
オーストリア航空が安い
好まない航空会社はパスしますが、もちろん安い航空会社を選びたいです。
手配してもらったのは、オーストリア航空でした。帰国して向かうところは東海地方なので、到着するのが成田とか関西とかはどちらでもよかったのです。
オーストリア航空でスペインから離陸
マドリッドから飛び立った飛行機は、やがてオーストリアのウィーンに到着します。
オーストリア航空なのですから、オーストリアに行くのは当然ですね。
この辺りは、全然記憶にありません。おそらく半年間の滞在で疲れてヘロヘロになり、乗った途端にグースカ眠ったのでしょう。
オーストリアを離陸
ウィーン空港では少々買い物をして、飛行機を乗り換えました。いよいよ、次は日本です。
の、はずでしたがー
機内のアナウンス
しばらくすると、アナウンスが始まりました。どうやら着陸すると言っているのですが、時計を見ると大して飛んでいません。
時間的にそんなはずはないとわかっていますが、オーストリアを経由したオーストリア航空の飛行機がオーストリア以外に着陸するなんて
「聞いてないよー」
アナウンスに英語があったのか?なかったのか?とにかく、どこに到着するのか全然わかっていませんでした。
まさかのモスクワ到着
乗り換えではなく経由なので、再び同じ飛行機に乗ります。でも、乗客は全員機外へ出なくてはなりません。
到着したところは、クラーーーい空港でした。不気味!!
世にも奇妙な物語じゃないんですから・・・
「なんだかね〜」
店の商品を見て、そこはモスクワだということを察しました。
毛皮の帽子やら、マトリョーシカが並んでいます。”きりぎりす”は、ちゃっかりマトリョーシカもお土産にしました。
当時、モスクワへ行くという人はあまりおらず、ちょっとした自慢になります。
このモスクワの空港の暗さは、以前日本からの飛行機が経由していたアンカレッジに似ています。いつ行っても夜のような暗さでした。違うのは、アンカレッジ空港のお店はかなりの賑わいを見せていたこと。モスクワ空港は、道の駅のように商品を並べてあって、どこかのイベント会場のようでもありました。
幻のモスクワ
日本撤退をしたオーストリア航空は、中国への乗り入れを始めました。その飛行機がモスクワを経由しているのかどうかわかりません。
現在、日本からモスクワを経由する航空会社は、おそらく存在していないでしょう。そして、今後もその可能性はなさそうです。ロシアへ入国せずに、お土産だけを買うことはもはや不可能になってしまいました。
旅行会社の日本人は、オーストリア航空がモスクワを経由することなど当然だと考えて(アエロフロートロシア航空との共同運航便だったらしい)、説明しなかったのでしょう。偶然に行ったモスクワ、あのときのことはラッキーなオマケです。
来年2019年からは、ANAがウイーンへの直行便を就航させます。オーストリアへの旅行は便利になりますね。