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フランスの公衆トイレ
この話は別のブログにもアップしてあるのですが、もう少し詳しく書いてみます。
公衆トイレに対する、一般的なイメージがひっくり返されるような斬新なトイレがありました。これがフランスにはあっちこっちにあるのか、ヨーロッパの他の国にもあるのか、そのあたりは未確認です。
ヨーロッパのトイレ使用ルール
ヨーロッパには、あちこちに公衆トイレがありません。
日本なら、駅、バスターミナルなどには必ずありますが、ヨーロッパでは「ある」とは限らないのです。
外出していて、トイレに行きたくなったら飲食店のトイレを借ります。その店を利用するのなら、日本と同じですが、ヨーロッパではトイレだけにその店を利用するのです。
どんな場合でも、へっちゃらです。
「はーい、トイレ貸してね」
っていうぐあい。
営業時間外のトイレ使用
では、飲食店が閉店しているときはどうすればいいのでしょうか
トイレには行けません
夜は飲食店も遅くまで開いていたりするから大丈夫なんですが、朝早いうちはトイレを借りることができないので注意してください。出かける前には必ず用を足しましょう。
フランスバスク
バスクと言うとスペインをイメージしますが、実はフランスにもバスクがあります。
要するにバスク地方というのは、フランスとスペインの両方にまたがった地域なのです。
バイヨンヌ
このブログのプロフィールには、地図の画像が入っています。
参考 プロフィールきりぎりすの生きる道これがバイヨンヌというフランスバスクの都市で、問題の公衆トイレはここにあります。赤い印がインフォメーションで、そのすぐ近くです。
その日、バイヨンヌにバスで入った”きりぎりす”は、インフォメーションで地図をもらって出かけました。まずトイレに行きたかったので、近くにあるカフェでお茶を飲んで用を足しました。
やっぱり、日本人的にはトイレだけというのは抵抗があって、大して飲みたくなくてもお茶をします。
そして、あちこち歩き回りました。
バイヨンヌはチョコレート発祥の地と言われています。
スペインにはチョコラテという濃厚なチョコレートの飲み物がありますが、バイヨンヌには泡ブクブクのココアがあるのです、そしてはずせないお菓子
ガトーバスク
バイヨンヌは、まだまだ中国人団体に会わないし、観光にはおすすめです。
そこからは、スペインバスクへ戻る予定なのですが、バスに乗る前にトイレに行っておきたいと思いました。
ところがバスターミナル周辺のカフェはもう開いていません。到着したときに行ったカフェは開いてるのですが、
「また、来た」と思われるのがなんとなくイヤでした。
↑ そんな根性では、まだまだ修行が足りませんね。
それで、もうなんとかがまんするしかないというところで見つけたのが、ロボット式トイレです。
ロボット式トイレ(公衆トイレ)
超近代的公衆トイレを利用
これは、”きりぎりす”が勝手に名付けているので、正式にはなんというのかわかりません。
公衆トイレは、緑色のドームのような形をしています。
入り口にある説明を読んでみましたが、わかりにくくてイマイチ躊躇していました。
見ると駐車場に停まっている車のおじちゃんが
「ボタン、押してごらん」
とジェスチャー
※以降は、遠く離れてボディランゲージでしゃべっています。
「これ?」
「そうそう」
ボタンを押してみると、中は超近代的な美しい公衆トイレ
しかし、見とれてるわけにはいきません。なぜなら何分以内に用を足せと書いてあったのです。
ロックするにも、どれがロックのボタンかわかりません。いちいち読んでる暇はないし焦っているので、みんなフランス語に見えます。(”きりぎりす”はフランス語は読めません)
ロックして出られなくなるよりは開けられた方がいいので、そのまま用を足して出ようとしました。
こうなったら、逃げるしかありません。誰が入っていたかなんてわからないですしね。
と外へ出ましたが、紙袋を中に掛けたままだと気づきました。
ぐあぁぁぁ~ん
ボタンを押してもドアは開きません。
また、おじちゃんにボディランゲージを始めました。
「中に忘れ物をしたよー」
「今、掃除してるからちょっと待っていればいいよ」
ふーん、そうなのですね。
トイレの中がピカピカに綺麗なのは、終了するごとに水が出て来て丸ごと流してしまう。丸洗い式のロボット式トイレなのです。
しばらくすると、ドアは開きました♪
見たことも、聞いたこともない超近代的なロボット式トイレに驚きましたが、このトイレは停電になったらどうなるのでしょう?
もしかしたら、中に監禁?
そういうことを考えると、一人で利用するのは心配なトイレです。
日本のトイレ
逆に日本のトイレを考えたとき、外国人はなんと考えているのでしょうか。
入ると勝手に蓋が開き、お尻を洗ってくれる、風まで出て来て乾燥させたり、蓋も締めてくれる。