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スペイン旅行の航空券を予約する
スペインに行った回数は、数えられないほどあります。旅行というより滞在、または生活というのに近いスペイン旅行でのおすすめです。
”きりぎりす”は、プロフィールにも書いてあるとおり、総合旅行業務取扱管理者の資格を持っています。
今回は、スペイン旅行を企画したときにおすすめなルートについて書きます。このルートとは、観光スポットを回るコースのことではありません。航空券(チケット)を取る場合にお得な情報です。
スペインは縦長の国
縦長と言っても、日本のように細長い形ではなく、どちらかと言えば四角っぽいですよね。ですが、一般的に観光するのは細長いルートです。
日本で人気のバルセロナ(世界的には?という感じですが)を北とすると、中間地点のマドリッドを通って南のアンダルシア地方。それは日本で言うと北海道から東京を経て九州のようなルートです。
スペイン旅行のおすすめは、アルハンブラ宮殿
学生の頃、スペイン人の先生に
「アルハンブラ宮殿に行かないで、スペインに行ったと言うな!」
と言われました。
他にも、「セビリヤ見ずして、すばらしいと言うな」というスペイン語文があるほど、スペインはアンダルシア地方に代表されているのです。
このアンダルシア地方グラナダにある、アルハンブラ宮殿は外せません。← 絶対のおすすめ
バルセロナは近代的でおしゃれな街ですが、スペインのイメージではないので、できれば初めてのスペイン旅行はアンダルシア地方、アルハンブラ宮殿を入れてほしいです。
これは長くなるので、別の機会にします。
旅行ルートは一筆書きが理想
旅行ルートを考えるときに、1点を拠点とし、そこを中心にあっちこっち行く方法もありますが、”きりぎりす”がおすすめするのは、北から南に抜ける、あるいは南から北に抜けるような一筆書きで描けるルートです。
この図では、3大国際空港となるバルセロナ、マドリッド、マラガが縦に並んでいるのがわかります。
日本を出発した航空会社は、キャリアの拠点となる国に行ったのちに、目的地の都市に到着します。同じ国だったり、他国だったりしますが、ここまでは同一料金です。
航空会社によっては、マドリッドやバルセロナ以外は選べなかったり、追加料金が必要だったりしますが、たとえ追加料金を払ってでも、結果的にお得になることを考えなければなりません。
スペイン南下ルート
バルセロナ入国 → マドリッド → マラガ出国
スペイン北上ルート
マラガ入国 → マドリッド → バルセロナ出国
オープンジョーとは
航空券は、同じ空港から帰国としなくてもよいのです。これをオープンジョーと呼びます。
行きの到着地点と帰りの出発地点が同じだと円を描くことができますが、帰りの出発地点が異なると円が繋がりませんね。空白の部分ができます。
お口が繋がってない、なのでオープンジョー
これが出発した空港に戻るとなると、復路の交通費が必要になってしまいます。
たとえば、北海道から出発して九州へ行きました。帰国のために北海道へ戻ります。
それって、かなり損しますよね?
北海道から九州へ行って、抜けてしまう、その方がずっと効率的です。
オープンジョー航空券のおすすめ
マドリッドを中心にバルセロナへ行き、次はマラガのあるアンダルシアへ行くとしても、やはり無駄が入ります。
マラガ自体は、観光の目玉がありません。ですがその周辺にはたくさんの観光スポットとなる都市があり、セビリヤやグラナダを観光できます。そしてマラガからでも、セビリアからでもスペインの新幹線と言われるアーベ(Ave) に乗れることができるので、マドリッドへ移動するのは簡単です。
意外に気がつかないオープンジョーのシステム、行きたい都市に直接入れる航空会社を探すというのも秘訣です。
有名なバレンシアの火祭り、これに行きたいならバレンシアの空港へ直接入れる航空会社で航空券を取ればいいのです。
前にも書いていますが、この時点でバルセロナ往復やマドリッド往復より、少々高くなったとしても、国内で一筆書きとならず、二重に同じところを通って鉄道料金が高くなることを考えたら、経済的にも時間的にも得になります。