保険給付金が少ない!限度額適用申請の失敗!入院するときの注意

医療保険金の誤算

入院給付金がたった1日分の理由

先日、肺動静脈瘻で入院・手術したことについて体験記をアップしました。

肺動静脈瘻塞栓術 肺動静脈瘻手術(塞栓術)の体験記

その後、今回の入院について保険金を請求したのですが
振り込みのお知らせを受け取ったとき、あまりのショックに

えっ!えっ!!

ええーーーーっ!!!

と驚きました。
予定していた金額と違ってる

なぜ、こんなことに

おそらく、ほとんどの人が気づいてない事実
この大きな誤算について、知ってもらいたいです。

”きりぎりす”の保険は、入院すると

1日でも10日分
(最近は、ほとんどこうですよね)
1日、3,000円なので

30,000円

手術すると、同じく10倍なので
30,000 + 30,000 = 60,000
これが、もらえる予定金額でした。ところが

入院分 3,000円

えっ、1日分だけ
なんなの、それ?

そこで、保険証券や契約のしおり・約款を引っ張り出して読んでみました。

入院給付金180日ルール

”きりぎりす”は、4月に新型コロナに感染し保険金を受け取りました。
入院していませんが、入院と同じ扱いになるので10日間分

3,000 X   10 = 30,000

それから今回の入院までに180日過ぎていません。

入院給付金の180日ルールでは
退院後180日過ぎていないと、2回目の入院は前回の入院と同じ入院とみなされます。
つまり、コロナで入院した(実際は療養期間)7日間に今回の入院がプラスなので

4日間入院すると
7 + 4 = 11

11日間入院したことになり、すでに10日分もらっているわけなので
1日分追加される

1日分だけあげる

ということになります。

今回も10日分 30,000円もらえると思っていたのに
1日分 3,000円

誤算は マイナス27,000円

注意
退院してから次の入院まで180日過ぎていなければ、同じ入院と見なされる
(180日ルール)

限度額適用申請の誤算

自己負担限度額が想定外

さらに限度額適用申請でも、自己負担額

57,600円

食費などは別途ですが、医療費としてはこれが最高金額だと思っていたのに
請求を見ると

75,000円ほど

が〜ん

なんでー

高額療養費

入院期間が翌月にまたがる

なにかの間違いでは?

とショックを受けましたが、よく考えると

”きりぎりす”は、8月末から9月1日までが入院期間です。
9月1日に退院しています。

手術をした8月は、高額になって高額療養費として自己負担を超えたものが支払われることになりますが
9月分は高額になっていないので、そのまんま自己負担です。

その金額、1日分で

15,000円 ほど

退院前に、吸血鬼がやってきてごっそり血を吸われましたからね。
その検査分が、15,000円なのでしょう。

注意
入院期間が翌月に持ち越すと、限度額適用申請が受けられない月が発生する

限度額適用認定証

入退院の日にちにを確認するのが大切

それにしても、想定外に支払うことになった金額

30,000 + 15,000 = 45,000

これぐらいが、予定より少なくなったというわけです。
この金額、大きくないですか?

入院費用に、これだけまるまる加わったということなんですから。
そりゃあ、左団扇の人から見たらなんのことない金額かもしれませんが

がーーーっくりです。

こんなこと、病院では教えてくれません

「180日以内に入院してませんか」

とか

「入院期間が2ヶ月にまたがると、限度額が適用されなくなります」

なんて、誰も言っちゃあくれません。

もっと、あとから入院すれば、まるまるもらえたお金なのに・・・

もっとも、入院というのは急ぎの場合がほとんどなので
「180日してから入院したい」

などとは言ってられないかもしれません。

「今月中に退院できるようにしたい」とか
「来月になってから入院したい」とか

そんな話もできないかもしれません。

だけど、この事実
知っておくべきです。

そうでないと大損します。

コロナでお金もらってるからいいじゃん

と思うかもしれませんが、今回の手術に至るまでの検査、紹介料など
給付金の2倍ほど支払ってます。
何も得などしてません。

入院は、動物をホテルに預ける費用だけがマイナス
と見積もっていた”きりぎりす”にとって

痛い出費です

みなさんもこれに注意して入院しなくては
余分な出費となりますので、気をつけましょう。

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