国際ロマンス詐欺ケース2 海外送金系

国際ロマンス詐欺海外送金

以前と違うロマンス詐欺

 変化している詐欺の手口

前回ケース1でした。

国際ロマンス詐欺FBI 国際ロマンス詐欺ケース1 投資系詐欺の手口

今回ケース2
2例とも国際ロマンス詐欺は
金持ちのふりをしています

あれっ?

と思いませんか。
よく聞く国際ロマンス詐欺というのは

「会いに行きたいけど、お金がない。お金を送ってください」

そういう手口でしたよね

とてもよい感じでメッセージのやり取りをしていて、ぜひ会いたいとなったのに
相手は日本に来るお金がないと言っている

「費用は出してあげよう」

なんてやさしいのでしょう
日本人は親切なんですね
惚れた弱みってことでしょうか(男女問わず)

でも、そんな日本人
目覚めました!
手口について、知られてきたということもあるのでしょう

だいたい

ほとんどの女性は、金持ちが好きですww

日本に来るお金がない
そんな人と結婚して、どうするんだ
って思いますよね
日本に来たら、英語の教師などで働けると考えるのでしょうか。

そんなわけで

現在の国際ロマンス詐欺は金持ちが前提です

ロマンス系詐欺の手口

国際ロマンス詐欺の特長

投資系詐欺がいたアプリ(サイト)とは違い、こちらは外国人の参加者が多いサイトです。
相手は、日本に住んでいません。

ルックスがよい

プロフィールによると

  • アメリカ人
  • 62歳
  • 妻と死別
  • 年収は1,500万円超え

写真を見ると いかにもグッドルッキング

この内容は、投資系詐欺とほぼ同じです。
こんなプロフィールには、要注意!

こちらも後日、写真検索をすると

FaceCheck.ID

国際ロマンス詐欺で写真を使われていることが有名な人だとわかりました。
ある意味、お気の毒ですね

被害に遭った人は、写真等の資料をFBIや警察に届けるので
本人のところにも連絡が来たものだと思われます。

検索の結果、アメリカ人の資産家
Facebook に同じ写真が上がっています。
(現在は中止状態)

詐欺の実態

しばらくやりとりして、WhatsApp に移動しました。
WhatsApp は、日本人にとってのLine
海外の人は、圧倒的にこちらを使っています。

毎日のようにWhatsApp や電話をして、3ヶ月ほど続きました。

実際、彼が英語圏の人かどうかは不明ですが
流暢に喋ることは確か

ケース2の投資系詐欺と比べると
具体的な写真の送信が、ほとんどないこと

ウクライナに出張したと言うので
(戦争以前、2020年の話です)

「料理の写真を送って」
と言ったら、ピラフのような写真を送ってきました。
「周辺の写真を送って」
と言ったら、会社とホテルの往復しかできてないとのことでした。

居住地近くの写真を送れるかどうか
これは詐欺を見分ける重要なポイントだと思われます。

やがて、ヨーロッパに家を買うことになり
いくらか出すように言われたら、やめるつもりでしたが

「貯金は全て自分のために使えばいい、亡くなった妻と将来のために貯めていたので、それを使って家を買うから」

なんて、いい人でしょう

家の選択なども、ほぼこっちの希望で決定
内容もかなり具体的に決めていきました。
ただ、どちらも現地に行かずに決めることに???

コロナ規制が緩む気配を示す中
急に、クリスマスまでに家の手続きをしたいと言ってきました。
クリスマス前に売主が契約したいと言っている。

そこで、一億円ほどの金額の手付金
それを支払うためにほとんどを払ったけれど、出張中なので手続きが難しい
弁護士にも払ってもらったけれど、少し貸してくれないかと言ってきました。

念のため、身分証明書を見せてと言ったらパスポートの画像を送ってきました。
少々?があったのですが、まあ間違いないのかなと。

だいたい、ここまでくると疑いが薄れてくるんですよねえ

”きりぎりす”は、すっかり送金することにしていました。

ところが

郵便局から送金しようとすると(オンライン)
高額の場合、インボイスがなどの書類が必要
となっています。

インボイスつまり請求書ですが
そんな書類、家を買うという契約の書類を全く見ていない
ということに気づきました。

「家の契約書はありますか」
と聞いたら、それはないけれど”きりぎりす”から借りたお金を返すという書類は作成する
と言っていました。

貿易の仕事をしていたのですから、これには納得できません。

結局、送金はやめました。

ここで気をつけなければならないのは、他の銀行からの送金
場合によっては、結構な高額でも書類なしに送金が可能です

その後、あれやこれやと理由をつけて
なんども送金を要求していましたが、やがて連絡がなくなりました。

海外の友人などにも見せて、じっくりパスポートを調べると
字体が変わっていたり、サインが本人の言っている名前ではないなど
いくつかの点を指摘されました。

ここに至るまでに、たくさん怪しい点に気づいています。
でも、長期になるとだんだんそれが麻痺してくるんですよね。

おかしいと思ったことはとことん追求
それが解決されなければ、詐欺だと判断するのが賢明です。

MEMO
詐欺の写真検索サイト

似ている画像検索

FaceCheck.ID

被害届FBI

被害に遭ったら、届を出しましょう
海外の場合、お金は戻ってきません(たぶん)

でも、相手が捕まるきっかけになればうれしいですよね

FBIサイトの被害届提出

FBI国際ロマンス詐欺のサイト

ここにアクセスして下の方にある、リンクをクリックします。

国際ロマンス詐欺被害届

たぶん、見ているインターネットブラウザにある翻訳で日本語にできると思います。

上手い話には裏がある
被害に遭うときは、いつもの自分と違っていたりします。
誰かに話して、人の目で見てもらうことが大切です。

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