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アレルギー性鼻炎
”きりぎりす”は、アレルギー鼻炎を持っています。よく
「花粉症?」
と聞かれますが、花粉だけではなく、タバコの煙やホコリ、PM2.5 などにも反応するので
「うーん、鼻炎」
と返事しています。
なんだか返答に困る質問なのです。
アレルギー性鼻炎の発症
今だから誰でも知っているアレルギー性鼻炎ですが、昔はあまり知られていませんでした。
なので、自分がアレルギー性鼻炎だと気づいたのは、30歳ぐらいのことです。
それ以前は、鼻水が止まらないような症状が出ても、風邪の薬や鼻水の薬を飲んでいました。
親には
「おまえはよく風邪をひく」
と言われたものです。はたして、
それは風邪だったのか、アレルギー性鼻炎だったのか
真相はわかりません
ただ、アレルギー性鼻炎だとわかってからは、風邪をひくことがなくなって、風邪薬のお世話になることもなくなりました。
インフルエンザなど全くありません。
白い花の咲く木
アレルギー性鼻炎の症状が出て、
鼻水が止まらない
と思うころになって、窓の外を見てみると、いつも咲いている白い花があります。
調べてみると、コブシという花のようです。
木に咲く大きな花で、遠くから見ると桜が咲いているようにも見える、きれいな花です。
春を告げるコブシ
コブシと言えば、北国の春
♪ 白樺 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国の
ああ 北国の春 ♪
歌にもあるように、北国ではコブシが咲くのは春の象徴
それ以外の地方でも、春が近づいたかなあと感じますが、桜より前、ということなのですから、
春はもうすぐ
というお知らせのような存在です。
アレルギー性鼻炎が出るときに咲いている
ということは、この花がアレルギー性鼻炎を引き起こしているのではないかと考えました。
そう考えると、美しく咲いている花でさえ
にっくき、あの花💢
なんて思うものです。
生薬としてのコブシ
ところが、逆にコブシはアレルギー性鼻炎に効果があるのだそうです。
花粉症や鼻炎、蓄膿症の薬草として有名です。
コブシの蕾を使った漢方薬
- 葛根湯加川芎辛夷
- 辛夷清肺湯
効能には
- 鼻詰まり
- 慢性鼻炎
- 蓄膿症
この2種類の違いは、
<葛根湯加川芎辛夷>風邪に伴う鼻汁(粘着性のあるもの)・鼻詰まり
<辛夷清肺湯>膿粘性の鼻汁や鼻詰まり・慢性鼻炎 や副鼻腔炎
こう見れば、アレルギー性鼻炎の鼻水とは少々違いがあるようで、水っぱなに効果がある漢方薬は
<小青竜湯>ということになるようです。でも、こちらはコブシとは異なる原料です。
”きりぎりす”は、こちらを試してみようかと考えています。
コブシの蕾にこのような効果があるなら、自分で煎じて飲んでみようと考える人もいるかもしれませんが、コブシには注意する点があります。
毒ということですから、気をつけてくださいね。