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プレート除去手術(2泊3日)
“きりぎりす“は、2019年4月に手術をしました。
左肘関節脱臼骨折/左橈骨遠位端骨折
それから約1年半、このうちの左橈骨遠位端骨折、手首部分に入っている金属を抜く手術を受けることになりました。
手術直後には、除去する手術はしないとのことでしたが、最終の診察のときに
プレートは、希望するときに抜きます
ということになったのです。腕の状態は前に戻ったわけじゃないし、違和感は満載
プレートを取ることで、これがよくなるのならば、そりゃあ取ってほしいです。
調べてみると、抜釘手術として検索されますが、病院からもらった書類には抜釘の文字はどこにもなく、
手術名: 骨内異物(挿入物)除去
と書かれています。
入院の日
10月21日、水曜日
動物病院に行って、ハリネズミの”しぇり”をホテル預けとしました。
9:30 営業開始なので、入院予定の10:00にはギリギリか少々遅れることになりますが、前泊にすると費用がかさむので当日預けです。
10:07 病院入り口で書類記載と検温、その後コロナ対策のため肺のCT検査
12:00 昼食 今回は嫌いな鶏肉もアレルギーとして申告してあるので、安心w
14:00 麻酔科の先生とお話
他の人の体験談を見ても、友人に聞いても除去手術は局所麻酔がほとんどなので、全身麻酔に抵抗してみることにしました。
やっぱり、呼吸がほぼ止まっているという全身麻酔は
コワイ
コワイ
そのまま、自力呼吸に戻らなかったら?
なんて、考えたら、ホント、イヤです。
「前回の麻酔で、何かありましたか」
「終了後、喉がかなり痛かったです」
「喉頭マスクだったからですね」
「今回は、局所麻酔にならないんですか?」
うだ
うだ
うだ
何やら会話をして、結局どうなったのかよくわからず
「今回は、なんていう麻酔になるんですか?」
「全身麻酔は変わらないんですが、喉頭マスクではなく、麻酔のマスクを被せるというのにします」
なにやら、納得いきませんでしたが、緊急の場合は変更もあり得るということで
同意書には
- 全身麻酔
- 伝達麻酔
- 気管挿管
- 喉頭マスク
というところが丸で囲まれています。
本当に喉に管を通さないのかなあ?
でも、気管挿管ってのは、管を入れるってことじゃないの?
と不安は尽きず、でもこうなったら
抵抗の余地なし
って、覚悟しました。
15:30ー16:00 シャワー
入院した病棟は、昨年と同じく5階
部屋は違いましたが、大部屋の中の位置取りは窓側で同じところでした。
知っている看護師さんにも会えると思っていたのですが、結局1人だけだったので残念でした。でも、以前から思っていた高畑淳子さんに似ていると言うと
「言われたことある」
と、楽しい会話ができました。
0:00 絶食開始(飲み物のみ可)
今回は、アルジネードウォーターを翌日9:30までに2本飲みます。
手術の当日
10月22日、木曜日
6:00 起床
9:30 絶飲開始
10:30 シャワー、手術着に着替える
11:30 点滴開始
12:25 手術室へ出発、マスク着用
手術開始
廊下から手術室のドアに入ると、キャップを被り、病棟の看護師さんから手術室の看護師さんに引き渡されます。
今回気づきましたが、手術室は5つ。”きりぎりす”が入ったのはドアが開いていてわかりませんが、端から2番目なので
手術室4?
イヤな感じ〜
手術台は、こんなに細長いものだったっけ?というような、ギリギリのサイズ
左腕の手術なので、その位置にはもう一つの台が付いています。
台に横になると、上に何かを被せられ、手術着を横からはぎ取られます。
手術用の パンツ一丁ですww
前回は、先生と会う前に眠らされましたが、今回は先生の顔を見ました。
「じゃあ、やりましょうか」
「せんせー、お願いしますよー」(ちゃんと、やってよ的な表現)
↑
かなり不届き者の患者です。
先生は、やや苦笑いのように見えました。
”きりぎりす”お気に入りの先生なのです。
すでに、病院の名簿からは名前が消えていますが、見つけて手術をお願いしました。
「お薬入れます」麻酔開始
「マスクします」
なんと、麻酔のマスクは、”きりぎりす”が付けてきたマスクの上に乗せられました。
え?こんなのでいいの?
ちょい息苦しくない?
と、思ったところで眠りへ
手術終了
目を覚ますと、先生が見えました。
手術が終わると、帰ってしまってもう会えないのではないかと心配していたので
「全部、取れましたよ」
スクリューなどがバカになって、取れない場合もあると言われていたので、ホッとしました。
- 仕事は休む
- 動物はホテルに預ける
- 入院する
- 手術する
- お金は払う
そこまでして、
「取れなかったんですよ」
と、言われたあげくには
「ぎゃーーーーーーー!」
と手術室中に響く大声で、叫んだかもしれないです。
本当ですよ、ショックは大きいです。
「でもね、ちょっと付きが悪いので、サポーターしてもらいます」
何度もレントゲン検査を受け、骨はちゃんと付いているとのことでしたが、開けてみるとそうではなかった。そんなこともあるのですね。
というわけで、このようなサポーターをひと月間使用することになりました。
手術後の吐き気と痛み
前回の手術では、麻酔が切れて痛みが出てから吐き気にも襲われましたが、今回は終了後すぐから吐き気がしました。
点滴に吐き気止めを入れてもらったものの、なかなか治りません。
あまりに気分が悪いので、ベッドの上で動き回り、足をバタつかせました。足につけているマッサージャーも
ただ、うっとおしいばかり💢
腕を触ろうとしましたが、お腹の上に腕がなく
腕がない 腕はどこ?
右腕で布団を上げてみると、左手が見つかりました。
「あったー」
相変わらず、作り物のように気持ちの悪い自分の腕
なんだか、けっこう冷たいなあ
腕の感覚はなかなか戻らず、17:00過ぎにトイレに行くときには、肩から棒でもぶら下げているように、腕をブランブランと振りながら行きました。
麻酔が切れないのは、伝達麻酔が入っているからとのこと。また、最近はしっかり麻酔が効いて、翌日まで切れない人もいるとか。
18:00 夕食 病院ラストのディナーなので、なんとか食べようと、6割ほどを食べました。
痛みは、全然ありません。
21:00 ようやく指を動かすことができるようになると同時に、傷も少し痛くなりました。
結局、前のように注射をしてもらうような激痛はおこらず、吐き気も治まってきました。
”きりぎりす”は、肘も手術しているので、前回との正確な比較はできませんが、プレート除去手術は痛みが少なくて楽だったと言えます。
これから手術を受ける方、参考にしてくださいね。