片手が使えないときは足を使う 足でも使えシリーズvol.2

片手で生活

片手が使えない日常生活

さて、何度か書いているように
現在“きりぎりす“は、左腕が使えません。それについては

脱臼骨折ー橈骨遠位端骨折 左肘関節脱臼骨折/左遠骨遠位端骨折という思いがけない大ケガ

ケガをして半年、グー、チョキ、パーのチョキもようやくできるようになってきました。
不自由ながらもパソコン入力はなんとかできています。ノロノロなんですけどね。

片腕しか使えないことで困ることは山のようにありますが、その中の日常生活の問題について、解決策をいくつか書いてみます。
同じように突然ケガ等された方には、ぜひ役立てていただきたいと思います。

腕は4本足のうちの1つ

こちらでも書いていますが

片手で爪を切る方法 片手が使えないときに爪を切る、足でも使えシリーズvol.1

片腕が使えなくなると、2本のうちの1つが使えなくなったという大きなショックを受けます。

確かに2本のうちの1つは大きいです、50パーセントの損失です。
ですが、こう考えてみてはどうでしょうか?

4本のうちのひとつ

25分パーセントです、足も入れると4本なので、あと3本あります。

人間は半分だけを手としていますが、他の動物のように4本を手としたらどうでしょう。

これは、結構使えます。

タイトルに、(立ってるものは)足でも使えと意味のわからないことが書いてありますが
こういう状況下では、

使えるものはなんでも使ってしまおう

という精神が大切です。

片手でペットボトルを開ける方法

ペットボトル(小)

思いつくのは、太ももあたりに挟んで開ける

ところが、椅子に座った太ももあたりには、大して力が入りません。もしかするとアスリートの方などは筋肉が発達していてしっかり挟み込めるのかもしれませんが、一般人には無理です。

膝のあたりなら挟みこめますが、いささか不安定でボトルごと落ちてしまいそうです。

また、最近のペットボトルは柔らかく、変形する(ねじれてしまう)タイプもあるので、開けたはいいけれど中身が噴出してしまったということにもなりかねません。

注意
ペットボトルの液体噴出に気をつけよう

そこで、小も大も次のように開けてください。

ペットボトル(大)

ペットボトル大というのは、2リットルとかのサイズのことです。

かかとの内側を使用する

かかとには力が入ります。
なので、床にペットボトルを置き、かかとの内側でしっかり挟みます。
これは絶対動かないようなレベルなので、あとは蓋を握りやすいように向きを回転させるなどして開けます。

もちろん、蓋を握る方の手に力が入らないようなのは問題外です。
力がない方は、輪ゴムを蓋に巻きつけるとか、百均などで売っているオープナーを使用してください。

ボトルオープナー

写真は”きりぎりす”が使用しているものです。
左側のピンク、これがかなり役に立っています。

小さい丸の部分はペットボトル、大きい方はビン
ぴったり合わせる必要はないので、どんなものでも十分開けられます(大きすぎるものは除く)
冷蔵庫などに貼り付けておけば便利です。

よく似たものがあったので、参考に貼っておきます。

ただ、ビン詰めを開けることに関しては、片手では無理だと考えています。実際、1人では開けていません。

片手で缶のプルトップ

これは、なかなか厄介です。

百均に売っているオープナーをいくつか試しましたが

    • 割れて壊れる
    • プルトップがちぎれる

という状況に陥ります。
プルトップを引っ張る力はさほど必要ではないので、缶を抑えることさえできればいいわけです。

やっぱり、かかとです。

かかとは百人力ですねww

片手でコンセントから差し込みを抜く

両手を使っていると、片手では使えない意外なもの。それが、

コンセントから抜く

という動作です。差し込むのは結構できるのですが、

抜く

それは、片手ではできません。
あ、壁の差し込みではありませんよ。壁から延長コードで引き出しているものです。

これは、空いている部分を片足で踏みつけます。
例えば複数口のものは、なるべく片方に寄せて空きを作った方がやりやすいです。でも、2つでもできるので安心してください。
ただし、1口用は不可能です。面倒でも2つに変更しましょう。

片手が不自由な方、生活は本当に過酷で辛いですが負けないようにしましょう。

では、また次回にも『足の使い方』を紹介しますので、お楽しみに。

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