手作り味噌のワークショップ、圧力鍋が怒って豆を噴出

手作り味噌

味噌作りワークショップ

『手作りの味噌』というのに参加しました。

この種のワークショップは、休日のものだとすぐに定員オーバーになったりして参加できません。けっこう人気があります。
退職前に参加したかったのですが、なかなか機会に恵まれませんでした。

今回は、区役所のお知らせで見つけました。

※実習中、写真撮影してる暇がなかったので、残念ながら写真は1枚もありません。

申し込み時期

味噌作りは、毎年10月末から2月に行われて、1年分の味噌を作っているのだそうです。

1回の実施で70kgの味噌を作ります。
だいたい5−10人のグループで行うので、1人5−10kgを持ち帰るということになりますが、ふつうスーパーで売っているパッケージは500gです。

どう考えても、”きりぎりす”は1年に1kg程度の消費だと思います。ただし、ずっと家にいるのならもっと食べるに違いありませんが。

そこで、申し込みは1kg、どこかのグループに入れてくださいと申し込みました。
費用は1kgで670円
市販のものと変わりはないですが、何も添加されていない、というところが注目すべき点です。

味噌作り実習

参加グループ

どんなメンバーなのか、ドキドキですww

そのグループは、”きりぎりす”とほぼ同じか、もう少し上の年齢のようで6名でした。

ところが、誰も”きりぎりす”が参加することを聞いておらず、材料は6名分になっているということだったので、担当の方に電話して、実際には材料が少し多めになっていることなどを確認しました。

スタートからつまづきです、なんてこと・・・

味噌作り工程

毎年のことなので、なんの説明もなく、メンバーは手際よく進めていきます。

STEP.1
大豆を茹でる
前日から水につけている大豆を圧力鍋で茹でる

水につけてあったのは前日のグループがしてくれていたので、次のグループのために同じように準備をする
泡がなくなる程度に大豆を3、4回洗う

STEP.2
麹と塩を混ぜる
乾いた手で麹と塩を混ぜていく
塩の塊は砕いていく
STEP.3
茹でた大豆を潰す
大豆が柔らかく茹で上がったら、ペースト状に潰す
量が多いので、ここでは機械を使用
STEP.4
ペースト状の大豆を冷ます
早く冷えるように伸ばして、扇風機等で冷ます
STEP.5
2で混ぜた麹と塩に4を練り合わせる
大豆の茹で汁を適当に入れて、好みの硬さに練り上げる
※これは、結構力が必要です
MEMO
大豆の茹で汁は、捨てない

圧力鍋から豆が噴出

このワークショップでは圧力鍋を使用しました。”きりぎりす”は、家でも圧力鍋を使ったことがないので、

圧力鍋 = 危険

という考えに洗脳されています。
メンバーが鍋の蓋を外すときは、ちょっと離れて傍観していました。

1つめの鍋は、安全に開いて、”きりぎりす”は大豆をペーストする係をやり始めました。

その後、2つめの大豆の鍋が茹で上がったので、後ろで鍋を開けていたときのことでした。

「うわっ!!」

という声に振り向いてみると、鍋から大豆が暴発したらしく、そこら中に豆・豆・豆

節分には、まだ早いっちゅうの

数名に茹で汁がかかったものの、幸い火傷などにはならなかったようです。
原因は、鍋に水をかける時間が短かったとのこと。

やっぱり圧力鍋はこわいわ。使うのやめようっと

じーな

掃除をするために一時中断、大豆は予定より量が減ってしまいました。

味噌の熟成

できた味噌は(と言ってもこれから熟成に入るわけですが)、ビニール袋に入れて持ち帰ります。

それぞれの家で、これから2ヶ月ほど熟成に入るのです。

熟成の工程

STEP.1
一晩寝かせる
まだ粗熱もあるので、袋の口を開けたまま一晩置く
STEP.2
味噌の空気抜き
ビニールに入っている味噌の間には空気が入ったままなので、手や足を使って空気抜きをする
STEP.3
熟成
ビニール袋の蓋を閉め、上に重石(塩など)を乗せて熟成する
保管場所は、冷蔵庫だけでなく、冷凍庫でもよい
MEMO
味噌は冷凍庫でもカチカチにならない

というわけで、手元には熟成する1kgの味噌があるはずなのですが、ありません。

味噌の熟成というのは、ある程度の量が必要なのだそうです。
なので、”きりぎりす”の味噌は担当者の方が持ち帰って、自分の分といっしょに熟成してくれることになりました。本当は、時々様子を見たかったのですが、今年は仕方ありませんね。

出来上がってくるのを待つことにします。

味噌の味は、熟成が影響する

先日、猫のしっぽ カエルの手 で聞いたのですが、味噌というのは熟成によって味が変わるのだそうです。

ベニシアさんと、いっしょに味噌作りした方が味噌汁を飲んで

「うちのと味が違う」

と言っていました。

とすれば、”きりぎりす”が作った今回の味噌は、そこのお宅の味になってくるわけで、本当に自分の味噌ができるのは、また次の機会ということになりそうです。

しかし、もしも自分で味噌を作ることができるようになれば、味噌を売っていない海外へ行っても大丈夫ということですからね。おいしい味噌ができるように努力することにします。

残った大豆の茹で汁は、鍋料理などに使えます
今回の大豆は、北海道産でかなりよいものということ、茹で汁もとてもおいしかったです♪

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