目次
救急搬送
これは”きりぎりす”の父、91歳のことです。
着信電話の数
つい、19日のことでした。
ふと、スマホの着電記録に気がつくと、20回ほどあります。その中のほとんどがケアマネージャーさんからなので、父のことだと察しました。
不整脈の発生
父のところには、週1でお掃除のヘルパーさんが来てくれています。
たまたま19日は火曜日だったのでヘルパーさんがやって来て、通常ではない父の様子に気づきました。ケアマネージャーさんが父に付き添って、近くの病院へ連れて行ってくれました。
すぐに循環器専門の病院へ行けるように手続きをしてくれたのですが、
父が 「そこはイヤ!」
と言ったらしく、何度か今までにも救急車でお邪魔したことのある病院へ行くと主張しました。
ところが、父が希望する病院は循環器専門ではないので、そこ宛の紹介状は出なかったのです。
救急車も、その病院からは利用できないということになり
↑
変ですよね?
父は、一度家へ帰ってから救急車を呼びました。
完全房室ブロック
完全房室ブロックとは不整脈の1つで、心電図の波形が普通の形を描かず、脈が非常に遅くなるというものです。そのまま放置すると、失神、転倒、心不全、突然死が起こるという、かなり危険な状態です。
救急処置の同意
ケアマネさんに事情を聞いた”きりぎりす”は、すぐに病院へ行くことにしましたが、距離的に1時間以上はかかります。
準備を進めていると、病院から電話があり、
「あと30分で心臓が止まるかもしれない」
と言われました。
そこで口頭の同意ということになったのですが、家族がいる場合は同意という手続きも必要なのですね。
好きにやってくれていいのに・・・
と、ど素人は考えるのですが、世の中は手続きが優先するようで。
臨時の処置
どのような処置が行われたかというと、
首の右側、大静脈から電線を入れて体外の機械に繋ぎます。その映像を見ると、電線が心臓の中をぷらぷらとまるで風にでも吹かれているかのように動いていました。
これは局部麻酔で行われるようで、処置が終わった父がストレッチャーで運ばれてきたのですが、待合室にいた”きりぎりす”を発見して、
ジロリ!
と、見て行きました。マスクを掛けていたのですが完全に認識したようです。
消化器系ではないので、その日の夕食も普通にモリモリと食べて、元気はあるようでした。
ペースメーカー埋め込み
この臨時の処置だけで良いのか、あるいはペースメーカーが必要なのかを確認するため、ペースメーカー埋め込みは1週間後の予定とされていました。
ところが19日の臨時処置の後、翌日には22日のペースメーカー埋め込みが告げられたのです。
埋め込み手術
午後1時からの手術で、昼食は通常の半分。
かかった時間は3時間、これまた局部麻酔です。
戻ってきてからは、熱があるのか寒いと言い、電気毛布で足を暖めてもらっていました。異物が体に入ることで様々な症状が出る可能性があります。
心臓とは関係ない、頭痛だったり、吐き気だったり。
でも、父は何処にも異常はないと言っていました。
合併症として起こるのは、出血、感染、気胸、血胸などです。
退院予定
退院は手術から1週間後、28日を予定しています。
父は、以前から心臓が悪かったわけではなく、不整脈で救急車のお世話になったことはありますが、通院などはしていませんでした。
このぐらいの年齢になれば、ペースメーカーが必要になる人は相当多いようです。また、60歳過ぎでも使用している人もいますので、自分は関係ないと考えていてはいけません。
父は、これで身体障害者になったわけなので、手続きをしていきます。
また、手続きについては記事でお知らせします。